浮気の代償
浮気の代償
以前メルマガにも書いた話だけど、実は今も時々悩んでいる。
何に悩んでいるかというと……
シャンプー。
いや、正確に言えば、
シャンプーを浮気したこと。
たかがシャンプー。
されどシャンプー。
私にとっては、ちょっとした恋愛問題くらいの出来事だった。
私には、忘れられないシャンプーがある
7年前、ジザニアシャンプーに出会った。
それまで私は、石けんシャンプー、シカパウダー、オーガニックといわれるシャンプーなど、いろいろ使ってきた。
なぜそんなにシャンプーを探していたのかというと、20年近く使っていたシャンプーがなくなってしまったから。
そのシャンプーは、私のアトピー性皮膚炎や、ホステス時代に毎日のようにヘアセットをしてボロボロになった髪と頭皮を救ってくれた、私にとってはかなり大切な存在だった。
ところが、メーカーが売却され、そのシャンプーは消えてしまった。
そこから始まった。
シャンプージプシー。
「あれでもない」
「これでもない」
「これは頭皮が痒い」
「これは髪がパサパサ」
「これは香りがちょっと……」
シャンプーを求めて、さまよう日々。
そんなときに出会ったのが、ジザニアだった。
何これ? 頭が軽い!
ジザニアを使って最初に驚いたのが、
頭が軽い。
本当に軽い。
そして私は、これはエーテル体まで洗えるんじゃないか?と感じた。
人は思考のエネルギーによってエーテル体が固まり、頭の周りにエネルギーのヘルメットのようなものができると言われている。
これをヒーリングで取る方法もある。
でも、自分で自分のものを取るというのは、なかなか難しい。
それが、
シャンプーで洗ったら、なんだか頭が軽い。
これは衝撃だった。
「え?
シャンプーって、髪を洗うだけじゃないの?」
と思った。
もちろん、これは私自身が感じたこと。
でも、とにかく私には、この「頭が軽い」という感覚がすごく気に入った。
さらに「泡パック」という技まであった
ジザニアには、泡パックという使い方がある。
髪を洗って、しっかり泡立てる。
そして、その泡を髪にのせたまま湯船へ。
つまり、
髪の毛を泡まみれにしたまま、のんびりお風呂に入る。
なんとも贅沢な時間である。
そうすると、毛穴から古い汚れが浮き上がるのと同時に、髪のトリートメントにもなる。
使い始めの頃には、痒みが出たり、フケが出たりもした。
でも私は、
「古い汚れが出てきたのかな」
と思って、そのまま使い続けた。
すると、ほどなくして落ち着いた。
そして私は、そのままジザニアを使い続けた。
ところが、事件が起きた
そんなジザニアとの生活が続いていたある日。
約2年前。
美容院でストレートヘアーを勧められた。
「やってみようかな」
軽い気持ちだった。
ところが……
何が原因だったのかは分からないけれど、
髪がチリチリ。
というか、
ボロボロ。
「え? 私の髪、どうした?」
という状態になった。
慌てて髪の修復専門家のところへ行った。
そこで栄養剤というものを髪に入れてもらい、
「しばらくこのヘアケアを使えば髪が戻りますよ」
と、リッチなヘアケアを勧められた。
そして私は……
浮気をした。
そう。
ここからが今回の本題である。
ついに、ジザニアを裏切る
私は昔から、界面活性剤で頭を洗うことに怖さがあった。
初潮を迎えてから長年、ひどい生理痛に悩んでいた。
筋肉注射を打ったり、座薬の痛み止めを入れたりしないと立っていられないほどだった。
痛すぎて気を失い救急車で運ばれたこともあった。
そんなときにある人から、歯磨き粉やシャンプーなどを見直してみたら?とアドバイスをもらった。
そこで歯磨き粉とシャンプーを変え、さらにボディソープ、洗濯洗剤、お台所の洗剤なども変えていった。
すると、私自身の体感として、あのつらい痛みがなくなった。
だから私は、界面活性剤に対してかなり慎重になっていた。
なのに。
髪がボロボロになった私は、
「髪をなんとかしなくちゃ!」
と、専門家に勧められたヘアケアを使い始めた。
頭皮はジザニア。
髪の毛は、その専門家に勧められたリッチなヘアケア。
一見、うまくいっていた。
……いや。
正確には、髪はうまくいっていた。
問題は頭皮だった。
そのヘアケアは、毎日髪を洗わないと痒くなるタイプだった。
ジザニアを使っていた頃の私は、3日か4日に一度しか髪を洗わないこともあった。
ところが、そのヘアケアを使い始めてからは、
毎日。
なんなら、
朝晩。
洗うようになった。
「私、こんなに髪を洗う人だったっけ?」
と思った。
そして、髪は復活した
3ヶ月ほど使い続けると、髪の毛はかなり回復したように感じた。
よかった。
髪は戻った。
これで一安心。
……のはずだった。
でも。
私は、だんだん気づき始めていた。
ジザニアが恋しい。
あの香り……ではない。
実は、ジザニアの香りは好きなのだが、他のヘアケアの香りのほうが好みだった。
じゃあ、何が恋しいのか。
そう。
あの頭の軽さ。
ジザニアを使った後の、あの感じ。
「ああ、やっぱりあれがいいな」
と思うようになった。
そして私は、
元サヤに戻った。
ジザニアに戻した。
しかし、浮気には代償があった
ジザニアに戻ってから、約2ヶ月。
ある日、私は気づいた。
頭が臭い。
そして、
痒い。
しかも、毎日洗っているわけではないのに、二日目にはもう痒い。
そして、臭う。
「……あれ?」
私は思った。
「前はこんなことなかったよね?」
そこで、ようやく気づいた。
これは……
もしや……
浮気の代償ではないか。
長年連れ添ったジザニアを裏切り、
別のヘアケアに心を奪われ、
髪がきれいになったからと調子に乗って、
「やっぱりジザニアがいいわ」
と戻ってきた私。
そんな都合のいい話が、
通用すると思っているのか。
ジザニアからしたら、
「今さら?」
なのかもしれない。
頭皮からの無言の抗議。
痒みと臭いという、
なかなか分かりやすい形で。
ということで。
今回、身をもって学びました。
浮気には、代償がある。
シャンプーも同じ。
もう、浮気はしません。(笑)
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